こんにちは、バルクケアです。
今回は、障害福祉分野で外出支援に特化した資格、「ガイドヘルパー（移動介護従業者養成研修）」について解説します。
ガイドヘルパーとは？
ガイドヘルパーは、障害のある方が安全に外出できるようサポートする専門職です。
外出目的は買い物や余暇活動、通院介助など多岐にわたり、利用者の「行きたい場所に行ける自由」を支える仕事です。
ガイドヘルパーは大きく3種類に分かれます。
1. 視覚障害者ガイドヘルパー
白杖や盲導犬を使用する方の安全な移動を支援。
2. 全身性障害者ガイドヘルパー
車椅子や電動車椅子を利用する方の外出をサポート。
3. 知的障害者ガイドヘルパー
行動に支援が必要な方の外出介助。
資格取得の流れ
ガイドヘルパーとして働くには、「移動介護従業者養成研修」を修了する必要があります。
※受講する研修は、対象障害種別に応じて選びます（例：視覚・全身性・知的）。
受講条件
• 基本的に年齢制限なし
• 学歴や介護経験がなくても受講可能
• 介護職員初任者研修などの前提資格は不要
研修期間・内容
• 期間：2〜3日（12〜18時間程度）
• 内容：
1. 障害特性と支援方法
2. 外出時の安全確保
3. 公共交通機関の利用サポート
4. コミュニケーション方法
5. 実地演習（屋外）
実地演習で学ぶこと
ガイドヘルパー研修の特徴は、屋外での実地演習です。
実際に街中や公共交通機関を利用しながら、
• 信号や横断歩道の誘導
• エレベーターやスロープの利用
• バスや電車への乗降介助
を体験します。
バルクケア的に言えば、「机上の知識をフィールドで実戦練習する」イメージ。
ここでの経験が、現場での自信に直結します。
バルクケア流 受講のコツ
• 利用者目線で体験する
介助される側になると、支えられ方や声掛けの安心感を実感できます。
• 周囲の状況を常に把握
筋トレでフォームを確認するように、視野を広く保つ。
• 移動ルートの下見を意識
段差や混雑スポットを事前に把握するとスムーズ。
資格取得後の活躍の場
• 障害福祉サービス事業所
• 訪問介護事業所（障害福祉対応）
• 移動支援事業
• 放課後等デイサービス
まとめ
ガイドヘルパーは、利用者の「行きたい場所」を叶えるための大切な仕事です。
バルクケア的に言えば、「筋肉で言うと可動域を広げるストレッチ」のような役割。
利用者の生活範囲を広げ、日常に新しい風を吹き込む資格です。
