はじめに
介護現場での誤嚥(ごえん)は、命に関わる重大なリスクです。
一度の誤嚥が、肺炎や体調悪化につながることもあります。
今回は、現役筋肉介護士バルクケアが現場で徹底している、誤嚥を防ぐための食事介助のポイントを紹介します。
姿勢の安定を最優先
誤嚥のリスクは、姿勢ひとつで大きく変わります。
背筋をまっすぐに保つ 顎を軽く引く 足底が床または足台についている
NG例:ベッドを倒したまま食事、足がブラブラの状態
→ 気道が開きすぎて、飲み込みが不安定になります。
ひと口の量を調整する
スプーンは小さめに(約3〜5g程度) 一度に多く入れない 飲み込むのを確認してから次を運ぶ
筋トレで負荷を小刻みに調整するのと同じで、食事介助も“小分け”が安全です。
食事のペースを利用者に合わせる
飲み込みの速度は人それぞれ 焦らせると誤嚥リスクUP 嚥下のタイミングを目で確認(喉の動き・呼吸の変化)
介助者のペースではなく、利用者のリズムに合わせるのが鉄則。
声かけで安心感を与える
「今からひと口いきますね」 「ゆっくり飲み込んでください」 「大丈夫ですか?」
安心感があると、飲み込み動作もスムーズになります。
声かけは“嚥下のウォームアップ”です。
食形態を適切に選ぶ
刻み食・ペースト食・ミキサー食など、嚥下能力に合った形態にする 水分はトロミをつけると安全性UP 温度や味の変化も飲み込みを促進
現場では、**「この方はこの形態がベスト」**という見極めが大切です。
よくあるNG例
バルクケア流ポイント
姿勢は食事のフォーム。筋トレと同じく、姿勢がすべての基礎
- ひと口を軽く、小刻みに
- 無理な負荷はリスクを高める
- 利用者のリズムに合わせる
- 呼吸と同じで、合わせれば安全
まとめ
誤嚥を防ぐためには、姿勢・量・ペース・声かけ・食形態、この基本を徹底することが重要です。
小さな配慮の積み重ねが、利用者さんの安全と安心につながります。
「誤嚥ゼロは介護の金メダル」——これがバルクケア流の食事介助の心構えです。


