福祉用具徹底解説シリーズ「ポータブルスロープ」〜段差をなくして自由を広げる!〜【バルクケア流】

福祉用具

こんにちは、バルクケアです!
今日は福祉用具徹底解説シリーズ第4弾として、ポータブルスロープについて深掘りしていきます。
介護やリハビリの現場ではもちろん、ご自宅や外出先でも大活躍するアイテムです。

ポータブルスロープって何?

ポータブルスロープは、車いすや歩行器を使う方が段差や階段を安全に通過できるようにする持ち運び式のスロープです。
アルミ製やFRP(繊維強化プラスチック)製が多く、軽量で耐久性があります。折りたたみ式やロール式など、収納や持ち運びに便利なタイプも豊富です。

どんな場面で使う?

• 自宅の玄関の段差
• 庭や駐車場から家への出入り口
• 外出先の店舗や施設の入り口
• 介護車両への乗り降り

介護職員時代、私は施設外出の付き添いで「持ってて良かった!」と思う瞬間が何度もありました。
「ここ、段差あるけど大丈夫かな?」という不安を解消してくれるのが、このスロープなんです。

メリットとデメリット

メリット
• 段差がある場所でも安全に移動できる
持ち運び可能である。
• 工事不要で導入が簡単
• 自立した移動をサポートできる

デメリット
• 設置にある程度のスペースが必要
• 長い段差だと勾配が急になり危険
• 軽量タイプは耐荷重が低い場合あり
•段差の高さによっては使用できない場合はある。

選び方のポイント

ポータブルスロープ選びで大事なのは長さ」と「耐荷重」です。 短すぎると勾配が急になり危険。逆に長すぎると持ち運びが不便になります。

目安として、段差の高さに対して勾配1/12程度(例:段差30cmならスロープ長3.6m)が理想です。また、車いす使用者の体重+車いすの重量をしっかりカバーできる耐荷重を確認しましょう。

バルクケア的ワンポイントアドバイス
• 家と車の両方で使うなら軽量・折りたたみタイプが便利
• 雨の日の滑り防止には滑り止めシートをプラス
• 購入前にレンタルや試用をして設置・撤収のしやすさを確認

介護の現場でよくあるのが、「買ったけど重すぎて使わなくなった…」というパターン。
重量・収納性は本当に大事です!

まとめ

ポータブルスロープは、段差による移動の障害を解消し、生活の自由度を大きく広げる福祉用具です。
現場でも自宅でも、1本持っているだけで外出や移動のストレスが減ります。
「段差があるから…」と諦めていた場所にも、一歩踏み出せるようになるかもしれません。

介護保険利用でレンタルが可能な場合もありますのでまず試してみることを強くおすすめします。使い勝手を体感してから、自分に合った一台を選びましょう!

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