はじめに
介護士の仕事は、身体だけでなく心にも負担がかかります。
利用者さんやご家族との関わり、職場の人間関係、夜勤や不規則な生活——こうした積み重ねが、気づかないうちにメンタルを削っていきます。
現場歴10年の筋肉介護士バルクケアが、実際に試して効果があったストレス解消法を紹介します。
ポイントは、**「すぐできること」「長く続けられること」**の両方を持つことです。
呼吸と姿勢のリセット
ストレスを感じたときは、呼吸が浅くなり、姿勢も前かがみになりがちです。
勤務中でもできる方法として、深呼吸+胸を開くストレッチが有効。
ゆっくり4秒かけて鼻から吸う 4秒息を止める 4〜6秒かけて口から吐く 同時に肩甲骨を寄せて胸を開く
これだけで自律神経が整い、気持ちが落ち着きます。
同僚や仲間との“吐き出し”時間
ストレスは溜めるより、安全に吐き出す場所を持つことが大切です。
信頼できる同僚や介護仲間と話すだけで、「自分だけじゃない」と思えて心が軽くなります。
私は夜勤明けに同僚とコンビニコーヒーを飲みながら、仕事の話や全く関係ない話をしてリフレッシュしています。
筋トレや運動でエネルギーを発散
身体を動かすことは、メンタルケアにも直結します。
筋トレ・ランニング・ヨガなど、自分が続けやすい運動を選びましょう。
筋肉介護士として言わせてもらうと、スクワットは最高のストレス解消法です。
大きな筋肉を使うことで血流が良くなり、脳内の幸福ホルモン(セロトニン・エンドルフィン)が分泌されます。
趣味時間を意識的に確保
介護士は勤務時間が不規則なため、気づくと仕事だけの生活になりがちです。
意識的に趣味時間をカレンダーに組み込みましょう。
バイクでツーリング ゲームや映画 料理やカフェ巡り
趣味は「仕事と自分の人生のバランス」を保つための軸になります。
睡眠環境を整える
睡眠不足はストレス耐性を下げ、些細なことでイライラしやすくなります。
夜勤のある介護士ほど、睡眠の質を上げる工夫が必要です。
遮光カーテンで光を遮る 耳栓やホワイトノイズで音をカット 寝る前はスマホを見ない
私は夜勤明けに帰宅したら、まずシャワー→ストレッチ→暗い部屋で睡眠、というルーティンにしています。
よくあるNG行動
ストレス解消が食べ過ぎ・飲み過ぎになる SNSで愚痴を発信してしまう 仕事を断れず、オーバーワークになる
これらは一時的に楽になっても、後で別のストレスやトラブルを招きます。
バルクケア流ポイント
短時間でできる気分転換(呼吸・ストレッチ)と、長期的なケア(趣味・運動)を両方持つ 仲間との会話は“ガス抜き”として活用 生活リズムは不規則でも、自分の回復ルーティンは固定する
まとめ
介護士がメンタルを守るには、日々の小さなリセットと長期的な回復の両輪が必要です。
自分に合ったストレス解消法を見つけ、意識的に取り入れることで、仕事もプライベートも前向きに過ごせます。
「心のケアも介護の一部」——これがバルクケア流のセルフケア術です。