介護職と筋トレは、一見まったく別の分野に見えますが、実際は驚くほど共通点が多く、相互に力を高め合う関係にあります。
僕自身、介護の現場で培った力が筋トレに役立ち、さらに筋トレで鍛えた力が介護の現場に返ってくる、そんな循環を実感しています。
介護現場で鍛えられた力が筋トレに役立った例
介護の仕事は、想像以上に体力と集中力を必要とします。
重い利用者様の移乗、入浴介助、長時間の立ち仕事など、日常的に身体を使う作業が多いです。
その中で自然と鍛えられたのが体幹の安定力と持久力。
• 体幹の安定力
ベッドから車いすへの移乗介助では、自分の腰を守るために腹圧を意識するクセがつきました。
これがスクワットやデッドリフトのフォーム維持に直結しました。
• 持久力
介護のシフトは1日中動き続けることも多く、筋トレでの高ボリュームセットや長時間のトレーニングでもバテにくくなりました。
筋トレで培った力が介護現場に役立った例
筋トレは、単に筋肉をつけるだけでなく、力の使い方や姿勢の意識を身につけさせてくれます。
• 正しい力の使い方
ベンチプレスやデッドリフトで学んだ「全身で力を出す」感覚は、利用者様の移動や支えに活きています。
腕だけで持ち上げるのではなく、脚・腰・背中を連動させて動かすことで、腰痛予防にもつながりました。
• 集中力と継続力
筋トレは記録を伸ばすために地道な継続が必要。
その経験が、介護の現場での粘り強さや冷静な判断力を支えてくれています。
介護と筋トレの相互作用で得られたもの
この二つを続けることで、僕は単なる体力向上以上のものを得ました。
• ケガをしないための身体の使い方
• 精神的なタフさ
• 自分の身体への理解
結果として、介護の仕事も筋トレも、どちらも長く続けられる基盤ができたと感じています。
まとめ
介護と筋トレは全く違う世界のようでいて、実は深くつながっています。
介護で鍛えた基礎体力と体幹は筋トレでのパフォーマンスを上げ、筋トレで培った筋力と姿勢は介護現場の安全性と効率を高めます。
もしあなたが介護職で、さらに体力をつけたいなら筋トレを、筋トレ好きで介護職を考えているなら、現場経験が筋トレに活きることを知ってほしいです。