高齢者住宅の選び方|介護士×宅建士の視点|バルクケア流

不動産

こんにちは、バルクケアです。

私は介護現場で10年以上働き、宅建士の資格も持っています。

今回のテーマは「高齢者住宅の選び方」

親の介護や将来の暮らしを考えるときに必ず出てくるのが住まいの問題です。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、有料老人ホーム、シニア向け賃貸住宅…選択肢が多く、どれを選べばいいのか分からなくなる方も多いと思います。

ここでは、介護現場を知る視点と、不動産の専門知識を合わせて「失敗しない高齢者住宅の選び方」を解説します。

高齢者住宅を選ぶ前に確認すべきこと

  • 本人の生活力:自立度や介護度を確認する
  • 家族の支援力:どれくらい関われるか
  • 医療の必要性:持病や通院の頻度
  • 資金計画:家賃や入居一時金の予算
  • 立地条件:病院やスーパー、交通アクセス

この5つを整理すると選択肢がぐっと絞れます。

主な高齢者住宅の種類と特徴

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

自立〜軽介護の方向けで安否確認や生活相談のサービス付き。

不動産的には「賃貸契約」が基本なので、入居しやすいのがメリット。

ただし、介護が重度になると住み続けるのが難しい場合があります。

有料老人ホーム

介護サービスが充実していて、介護度が上がっても対応できるところが多い。

費用は高めですが、「介護付き」「住宅型」「健康型」とタイプが分かれています。

シニア向け賃貸住宅

高齢者でも入居できるように配慮された一般賃貸。

宅建士の視点でいうと「高齢者可」「バリアフリー設計」の物件を選ぶことが重要です。

グループホーム

認知症の方向けの小規模施設。家庭的な雰囲気が特徴。

土地活用や空き家を利用しているケースも多く、地域密着型です。

介護士目線で見る「失敗しない選び方」

  • 医療連携の有無:夜間の看護体制や提携病院の有無を確認
  • スタッフの雰囲気:見学時に職員の対応をチェック
  • 生活リズム:食事時間や入浴時間が合うかどうか
  • 周囲の住民や環境:孤立しない環境かどうか

施設のパンフレットだけでなく、必ず「現地見学」で確認することをおすすめします。

宅建士目線で見る「失敗しない選び方」

  • 契約形態:賃貸か利用権方式かを理解する
  • 初期費用と月額費用:合計でいくらかかるか、返還金制度はあるか
  • 立地と資産価値:不便すぎる場所は資産価値が落ちやすい
  • 運営会社の信頼性:倒産リスクや経営基盤を調べる

まとめ

高齢者住宅を選ぶときは「介護の安心」と「不動産としての安全性」の両方をチェックすることが大切です。

介護経験者の家族目線と宅建士の専門知識、この両方を持って判断することで失敗を防げます。

バルクケアからのアドバイス

  • サ高住や老人ホームを探すなら → 高齢者住宅検索サービスを活用
  • 複数施設を比較するなら → 資料一括請求サービスが便利
  • 見学時は「生活のリアル」をチェックするのを忘れずに!
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