こんにちは、バルクケアです!
介護現場では「アルコール」「次亜塩素酸ナトリウム」「逆性石けん」など、さまざまな消毒薬が使われています。
でも、用途や濃度を間違えると効果が出なかったり、逆に危険になることも…。
ここでは、介護士が知っておくべき 消毒薬の基本と使い分け をまとめました。
アルコール消毒(エタノール系)
主な対象:手指・ドアノブ・テーブルなど 濃度:70〜80%が効果的 注意点:ノロウイルスや芽胞菌には効きにくい
ポイント
- 手指の消毒は「十分な量」を手全体にすり込む
- 蒸発が早いので、乾く前に広げることが重要
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)
主な対象:便・嘔吐物、トイレ、排泄物処理 濃度:0.02〜0.1%(用途により調整)
注意点:金属腐食や衣類の脱色あり。必ず換気を行う
ポイント
- 嘔吐物処理には「0.1%」を使用
- ドアノブや浴槽清掃には「0.02%」が目安
- 使用後は必ず水拭きで仕上げる
逆性石けん(塩化ベンザルコニウムなど)
主な対象:床や家具、調理台など広い範囲 特徴:刺激が少なく、素材を傷めにくい
注意点:有機物があると効果が弱まる
ポイント
- 日常清掃に向いている
- 嘔吐物や血液汚染には不向き(次亜塩素酸を使用)
その他の消毒薬
消毒用ハンドジェル:携帯用に便利 加速化過酸化水素:医療機関で利用が増えているが、コスト高め 弱酸性次亜塩素酸水:一部で使われているが、安定性に注意
バルクケア流まとめ
消毒薬は「万能」ではなく、使い分けが命です。
アルコール・次亜塩素酸・逆性石けん、それぞれの得意分野を理解してこそ、現場を守ることができます。
筋トレと同じで、正しい道具を正しいフォームで使うことが効果を最大化するコツ
現場の仲間と共有して、安全なケアを実践しましょう!


