介護現場のノロウイルス対応マニュアル|バルクケア流

介護

こんにちは、バルクケアです!

冬場になると毎年のように話題になるのが「ノロウイルス」

介護現場で一度発生すると、利用者さんやスタッフ全体に一気に広がる危険性があります。

ここでは、介護士が押さえておきたい「ノロウイルス対応の基本」をまとめました。

ノロウイルスの特徴

嘔吐・下痢が主な症状 感染力が非常に強い(10〜100個のウイルスで発症することも)
アルコール消毒は効きにくい → 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)が有効

嘔吐物処理の手順

現場で最も大事なのは「迅速かつ正しい処理」です。

手順

  • マスク・手袋・エプロンを装着(できればゴーグルも)
  • 嘔吐物をペーパーや新聞紙で覆い、外側から内側へ拭き取る
  • 拭き取った場所に次亜塩素酸ナトリウム(0.1%溶液) をたっぷりかける
  • 10分ほど放置したあと、水拭きで仕上げる
  • 使用した手袋・ペーパーは密閉袋に入れて廃棄

処理後は必ず手洗い+うがい

洗濯物・衣類の処理

  • 嘔吐物がついた衣類は他の洗濯物と分ける
  • 85℃以上で1分以上の熱湯消毒、または次亜塩素酸に浸してから洗濯
  • 家庭用洗濯機での「まとめ洗い」は感染拡大のもと

職員が感染した場合

下痢や嘔吐が続く間は出勤停止(最低2日間の症状消失後が目安)
無理に現場に入るとクラスターの原因に代わりに入るスタッフへの引き継ぎを丁寧に行うことが重要。

バルクケア流まとめ

ノロウイルスは「一人の油断が施設全体に広がる」厄介な感染症です。

ただし正しい知識と対策を徹底すれば、被害を最小限に抑えることができます。

感染症対策も筋トレと同じで、フォーム(正しいやり方)と継続が大切。

日頃から「もし発生したらどう動くか」をイメージしておきましょう

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