オストメイトの方が安心して外出するための事前チェックリスト(介護士向け)

介護

はじめに

オストメイトの方と外出支援をするとき、最大のカギになるのが「事前準備」。

どれだけ筋肉があっても、準備がなければいざという時にケアが出来ません。

この記事では、バルクケア流に外出前のチェックリストを整理しました。

介護士としてのサポート力を一段階アップさせましょう。

行き先の設備を確認

まずは出発前に「目的地にオストメイト対応設備があるか」を調べます。

オストメイト対応トイレの有無
前広便座やシャワー水栓があるかどうか確認。
トイレの場所とアクセス
エレベーターや段差の有無も合わせてチェック。
滞在時間に応じたトイレ間隔
長時間外出なら、途中休憩場所にも設備があるか確認。

利用者さんの状態を確認

人によって必要なサポートは変わります。

外出前に以下を確認しておくと安心です。

パウチの交換頻度
いつ頃交換が必要かを把握。
自己処理の可否 ・全部自分でできるのか、一部介助が必要なのか。
体調チェックの排泄の状態や体調の変化を観察。

持ち物の再確認

前回紹介した「持ち物リスト」をもとに、忘れ物がないか最終チェック。

・交換用パウチ
・面板 手袋
・ウェットティッシュ 消臭袋
・消臭スプレー 替えの下着や衣類
・介護士用のアルコールジェルやエプロン

「もしも」のために1セット多めに持っていくのが安心です。

外出前の声かけ

利用者さんに「準備できましたか?」と確認するのも大切なステップ。

安心感を与える言葉  「今日は設備のある場所を確認してあるので安心してくださいね」 自己決定を尊重  「パウチの予備は何個持っていきますか?」と一緒に確認する。

こうした一言が、利用者さんの不安をぐっと減らします。

バルクケア流まとめ

オストメイトの外出支援は「筋肉」より「準備力」。

設備・体調・持ち物・声かけ、この4つを事前に整えることで安心した外出が実現します。

「筋トレはフォームで結果が変わる。介護は準備で安心が変わる」

これがバルクケア流・外出支援の心得です。

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