夏の介護現場での熱中症対策と水分補給の工夫|筋肉介護士バルクケア流・暑さに負けない現場術

介護

はじめに

夏の介護現場は、利用者さんだけでなく介護士にとっても過酷です。

特に入浴介助や移動介助など、高温多湿の環境+体力消耗の組み合わせは、熱中症のリスクを一気に高めます。

ここでは、現役筋肉介護士バルクケアが実践している、夏を乗り切る熱中症対策と水分補給の工夫を紹介します。

室温・湿度の管理

室温は25〜28℃を目安に調整 湿度は50〜60%を維持 扇風機やサーキュレーターで空気を循環

特に入浴介助前後は、浴室と脱衣所の温度差を少なくすることが重要です。

急激な温度差は体への負担を増やし、熱中症やヒートショックの原因にもなります。

ケア中の服装工夫

吸汗速乾素材のインナーを着用 色は涼しさを感じやすい淡色系 タオルを首に巻いて汗をこまめに拭く

服装を工夫するだけで、体感温度は大きく変わります

水分補給のタイミング

「喉が渇いた時」では遅すぎます。

30〜60分ごとに少量(100〜200ml)補給 冷たすぎない常温またはやや冷たい水がベスト スポーツドリンクは発汗量が多い時に限定

私は大き目な水筒を持ち歩いており、計1.5Lを目安に飲むようにしています。

塩分補給の工夫

大量の汗をかくと、水だけでなく塩分も失われます。

塩タブレットや梅干しを携帯 味噌汁や漬物など食事で自然に補給 発汗量が多い日はスポーツドリンクを活用

塩分と水分をバランスよく補給することで、熱中症の予防効果が高まります。

利用者さんへの熱中症対策

定期的な水分提供(お茶や経口補水液) 室温・湿度チェック 冷却タオルや扇風機で涼感アップ

利用者さん自身が喉の渇きを感じにくい場合も多いので、こちらから声かけして促すことが大切です。

よくあるNG行動

喉が渇くまで水分を取らない 冷たい飲み物を一気飲みする 暑い中で無理に作業を続ける 室温管理を利用者さん任せにする

これらは熱中症リスクを一気に高めます。

バルクケア流ポイント

室温・湿度の管理をルーティン化 水分はこまめに、少しずつ 塩分も一緒に補給してバランスを取る 利用者にも同じ対策を徹底する

夏の介護現場は、ちょっとした油断が体調不良や事故につながります。自分の体調を守ることは、利用者さんの安全を守ることにも直結します。「夏を制する者は介護を制す」——これがバルクケア流の暑さ対策です。

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