介護施設と不動産売却|実家をどうするか問題|バルクケア流

不動産

こんにちは、バルクケアです。

介護現場で10年以上働き、宅建士の資格も持つ私が、今回は「親が介護施設に入居した後の実家をどうするか」という問題を徹底解説します。

介護をきっかけに浮かび上がるのが「住まい」の問題です。

親が施設に入った後、空き家になった実家をどうするのか。

売却するのか、貸すのか、残すのか。

どの選択肢を取ってもメリットとデメリットがあり、さらに相続や税金とも絡むため、とても複雑です。

今回は、介護士としてのリアルな家族目線と、宅建士としての不動産知識を組み合わせて解説します。

実家を空き家のまま放置するリスク

親が施設に入った後、もっとも避けたいのが「空き家放置」です。

固定資産税がかかり続ける
住んでいなくても税金は発生します。さらに「特定空き家」に認定されれば税額が6倍になることも。

老朽化が急速に進む
人が住まない家は想像以上に傷みやすいです。湿気やカビ、シロアリ被害で資産価値が下がります。

近隣トラブルの原因に
雑草が伸び放題になったり、不審者の侵入で近所から苦情が出ることも。

相続時に揉める火種に
「空き家の処分をどうするか」で兄弟姉妹が対立することは非常に多いです。

放置は一番のリスク。必ず「どうするか」を決める必要があります。

選択肢1:実家を売却する

もっともシンプルで確実なのが「売却」です。

メリット
・維持費や税金の負担がゼロになる
・まとまった現金が入る 相続時のトラブルを防ぎやすい

デメリット
・実家がなくなる寂しさ
・タイミングによっては希望額で売れない
・親の気持ちとの調整が必要

宅建士ポイント
売却を考えるなら 不動産一括査定サービスを利用するのが必須です。

1社だけに依頼すると「安く買い叩かれる」可能性があるため、複数社を比較して相場を知ることが大事です。

選択肢2:実家を賃貸に出す

「思い出の家を残したい」という場合、貸し出して家賃収入を得る方法もあります。

メリット
・家賃収入で施設費用をまかなえる
・家を維持しながら活用できる
・将来また住むことも可能

デメリット
・修繕費や空室リスクがある
・高齢者住宅向けにリフォームが必要な場合も
・管理の手間が発生する

宅建士ポイント
賃貸化するなら 管理会社の選定が重要です。

自主管理はトラブルが多いため、専門の不動産管理会社に任せた方が安心です。

選択肢3:福祉に活用する

地域によっては「空き家を福祉施設にする」動きも広がっています。

  • 小規模デイサービス
  • 障がい者グループホーム
  • 高齢者向けシェアハウス

社会的意義もあり、補助金を受けられるケースもあります。

メリット
社会貢献につながる
長期安定した賃貸収入の可能性
空き家問題の解決にもなる

デメリット
改修コストが高い
行政手続きが煩雑
運営法人との契約調整が必要

選択肢4:家族が住む・二世帯化する

兄弟の誰かが実家に住む、あるいは二世帯住宅に改修して同居する方法もあります。

メリット
・実家を残しつつ活用できる
・親が退院して戻れる環境を確保できる
・家族が近くでサポートしやすい

デメリット
・リフォーム費用が高額
・兄弟間で「不公平感」が生まれる可能性
・将来の相続時に再び問題化する

介護士目線で考える「親の気持ち」

介護現場でよく聞くのは、

「自分の家を残してほしい」
「子どもに迷惑をかけたくない」

という親の本音です。

実家の扱いを考えるときは、家族だけでなく親の意思を確認することが大切です。

宅建士目線で考える「資産価値と契約」

  • 実家の査定を早めにしておく
  • 名義や登記を整理しておかないと売却できない
  • 相続が始まるとトラブルになりやすい

施設入居のタイミングで「不動産の整理」をしておくのがベストです。

まとめ

親が介護施設に入った後の実家は「売却」「賃貸」「福祉活用」「家族が住む」など複数の選択肢があります。

放置はリスクしかなく、早めに方向性を決めることが大切です。

介護士として「家族の気持ち」を理解し、宅建士として「不動産の現実」を把握する。

この両方を合わせて判断することで、後悔のない選択ができます。

バルクケアからのアドバイス

  • 空き家放置は絶対に避ける
  • 売却・賃貸・福祉活用のメリットデメリットを比較
  • 施設入居をきっかけに「不動産の整理」を始めよう
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