はじめに
認知症の方との会話は、思うように続かず沈黙してしまうことがあります。
しかし会話は、安心感や信頼関係を作るための大切な時間。
介護歴10年の筋肉介護士バルクケアが実践している、自然に会話が続くテクニックを紹介します。
共感から入る
話の内容が事実と違っても、まずは否定せず共感します。
「そうなんですね」 「私も似た経験があります」 このひと言で、相手は「聞いてもらえている」と感じ、会話の扉が開きます。
質問はオープンに
「はい」「いいえ」で終わる質問ではなく、自由に答えられる質問を使います。
「どんな場所が好きでしたか?」 「昔はどんな仕事をしていたんですか?」 これにより、相手が思い出しやすく、会話が広がります。
五感を使った話題作り
匂い・音・景色など、五感を刺激する話題は記憶を呼び起こしやすいです。
季節の花の香り
昔懐かしい歌
天気や景色の話 特に昔の思い出は長期記憶に残っているため、話が続きやすい傾向があります。
よくあるNG対応
こうした行動は「自分の話は聞いてもらえない」という印象を与えてしまいます。
バルクケア流ポイント
まとめ
認知症の方との会話は、テクニックよりも「相手に寄り添う姿勢」が大切。
共感・オープン質問・五感刺激の3つを意識すれば、会話は自然に続き、笑顔も増えます。
「会話は心のトレーニング」——これがバルクケア流のコミュニケーション術です。


