実家が空き家になったら?介護目線で考える活用法|バルクケア流

不動産

こんにちは、バルクケアです。

介護現場で10年以上働き、宅建士の資格も持つ私が、今回は「実家の空き家問題」について解説します。

親が施設に入所したり、介護が終わった後に残るのが実家の空き家。

放置すると税金や維持費がかかり、老朽化や近隣トラブルにつながることもあります。

ここでは、介護経験者の家族目線と不動産の専門知識を合わせて、空き家のリスクと活用法を紹介します。

空き家を放置するリスク

空き家でも固定資産税はかかり、草刈りや修繕費も必要になり、人が住まない家は傷みが早く、倒壊や火災の危険も高まります。

さらに雑草や害虫、不法侵入による近隣トラブルも増え、介護中の家族には大きな負担です。

そして最も怖いのは相続の段階で「誰が住む?売る?管理する?」と意見が分かれ、兄弟姉妹で揉めること。

空き家の活用方法

売却する

誰も住む予定がなければ売却がもっともシンプルで安全な方法です。
維持費がゼロになり、現金化もできます。

ただし実家がなくなる寂しさは残ります。

宅建士の視点で言えば、一括査定サービスを利用して複数社を比較するのが必須です。
相場を知らずに1社に決めてしまうのは危険です。

賃貸に出す

思い出を残したい場合はリフォームして賃貸化する選択肢もあります。
家賃収入は得られますが、修繕費や空室リスクは考慮が必要です。

特に高齢者向けにバリアフリー改修を行えば、地域のニーズにも応えられます。

福祉に活用する

小規模デイサービス、高齢者向けシェアハウス、障がい者グループホームなど、地域の福祉ニーズに合わせて貸し出す活用もあります。

空き家を社会に役立てられる点で、介護従事者としてもやりがいを感じやすい方法です。

相続を見据える

介護が続いていると相続は後回しになりがちですが、これが一番トラブルを招きます。

相続税の納税資金が足りなかったり、誰が管理するかで揉めたりする前に、
家族で話し合うことが大切です。

介護目線で考える空き家問題

介護をしているご家族からよく聞くのは「施設に入った親の家をどうすればいいかわからない」
「税金だけ払い続けている」「兄弟で意見が割れている」
といった声です。

不動産と介護の知識がつながっていないことが原因で悩みが深くなっています。

だからこそ宅建士の知識と介護経験を掛け合わせることに意味があります。

まとめ

空き家は放置すると「負の遺産」になりやすい存在です。

売却・賃貸・福祉活用のいずれかを早めに検討し、相続を見据えて家族で合意形成することが重要です。

介護を経験した家族だからこそ分かる気持ちと、不動産の専門的な視点。
その両方を持って判断できるのが、後悔しない選択につながります。

バルクケアからのアドバイス

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将来の相続トラブルを避けるなら → 早めの「家族会議」をおすすめします

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