こんにちは、バルクケアです。
私はこれまで介護福祉士や福祉用具専門相談員として、多くの現場を経験してきました。
福祉用具は「ただの道具」ではなく、利用者さんの生活を支える大切なパートナー
そして近年、その進化は本当にめざましいです。
今回は、現場で「これがあって本当に助かった!」と感じた 福祉用具ベスト5 を紹介します。
単なる紹介ではなく、現場でのリアルな使用感や選び方のポイント もあわせてお伝えします。
最新型電動ベッド
昔の電動ベッドは「昇降機能と背上げ機能」がメインでしたが、
最近はボタン一つで細かな角度調整や高さ調整が可能になり、
介助する側も腰を痛めにくくなりました。
さらに、体位変換機能付きモデルも登場。
寝たきりの方でも床ずれ予防がしやすく、夜間の介助回数も減らせます。
選び方のポイント
・利用者の身体状況に合った機能を選ぶ
・操作パネルがシンプルかどうかを確認
超軽量アルミ車椅子
昔の車椅子は重く、持ち運びも大変でした。
今は7〜10kg程度の超軽量モデルが登場し、
家族やヘルパーさんでも車のトランクに楽に積み込めます。
座り心地や耐久性も向上しており、室内外どちらでも使いやすいモデルが増えています。
選び方のポイント
・使用場所(室内メインか屋外メインか)を想定
・ブレーキの位置や操作感も試す
浴槽用すべり止めマット
お風呂場の事故は介護現場でも多発します。
特に浴槽の中は非常に滑りやすく危険ですが、
浴槽専用のすべり止めマットを敷くだけで転倒リスクを大きく減らせます。
最近のマットは薄型で柔らかく、足裏感覚を損なわないのが特徴です。
衛生面でも抗菌加工が進み、お手入れも簡単になっています。
選び方のポイント
・吸盤の強さや滑り止め性能をチェック
・浴槽のサイズに合うか確認
スマート歩行器
歩行器といえばシンプルな構造をイメージしますが、
近年は姿勢センサーや転倒検知機能を搭載したスマート歩行器が登場しています。
利用者の歩行データを記録し、リハビリの成果も可視化できるのが魅力です。
選び方のポイント
・利用者が操作しやすいか
・バッテリー寿命や充電方法を確認
電動リクライニングチェア
ベッドだけでなく、日中過ごす椅子も重要です。
電動リクライニングチェアは、ワンタッチで角度調整でき、
利用者の快適性だけでなく、介助者の負担も軽減します。
選び方のポイント
・背もたれと脚部の動きが連動するかどうか
・介助用のキャスター付きかを確認
まとめ
福祉用具は年々進化し、現場での安全性・快適性・介助の効率を大きく高めています。
ただし、大切なのは利用者に合った道具を選ぶこと。
便利な機能があっても、使いこなせなければ意味がありません。
バルクケア流のポイントは、
「現場で試す → 利用者の反応を見る → 必要ならカスタムする」
この流れを意識すれば、道具が介護の質を何倍にも高めてくれます。