こんにちは、バルクケアです!
今回は、室内の移動や立ち座りをサポートしてくれる 「置き型手すり」 を徹底解説します。
介護現場だけでなく、自宅の廊下・トイレ・ベッドサイドなど、さまざまな場所で活躍するこのアイテム。
実際に介護現場で10年働き、福祉用具専門相談員の資格も持つ私が、選び方や使い方のコツをお伝えします。
置き型手すりの役割
置き型手すりは主に以下の目的で使用されます。
立ち上がりや座る動作の補助 移動時のふらつき防止 室内での安全な方向転換のサポート
壁や床に固定しないため設置場所を自由に変えられ、工事不要で導入できるのが大きな魅力です。
特徴
ベース型(据え置きタイプ)
重りや広いベースで安定性を確保。 トイレやベッド横に置きやすい。
連結型 は手すり部分が長く、廊下などの移動補助に向く。 必要な長さに延長できるタイプもあり。 高さ調整型 使用者の身長や設置場所に合わせて高さを変えられる。 家族で共用する場合にも便利。
選び方のポイント
使用者の体格・筋力に合っているか 握りやすい直径・高さかを確認。 設置場所との相性 床の材質やスペースを考慮して選ぶ。 安定性 体重をかけても動かない重量・構造が必須。
バルクケア流アドバイス
私が現場で感じるのは、置き型手すりは筋トレにもなる支えだということ。
例えば、立ち上がる時に太ももとお尻の筋肉を意識したり、移動時に腕で軽く支えることで握力も鍛えられます。
「ただの安全器具」ではなく、日常生活の中で筋力維持をサポートするトレーニング器具としても活用すると、介護予防効果がぐっと高まります。
まとめ
置き型手すりは、工事不要で自由に設置できる便利な福祉用具です。
転倒リスクを減らすだけでなく、使い方によっては筋力維持・介護予防にもつながります。
設置場所や使用者の体格に合わせて選ぶ 握りやすさと安定性は必ずチェック 日常動作の中で筋肉を意識して活用
安全と自立を守るために、そして少しでも長く元気に過ごすために、置き型手すりを賢く取り入れてみてください。