宅地建物取引士(宅建士)と介護職。
一見まったく別の業種に見えますが、実は「人の生活を支える」という共通点があります。
僕は介護職として現場で働きながら宅建士資格を活かしてきました。
今回は、この2つのスキルを組み合わせてできる新しい働き方のアイデアを紹介します。
高齢者向け住宅相談サービス
高齢者やその家族から、
• バリアフリー住宅への引っ越し
• サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)への移住
• 住宅改修(手すり設置・段差解消)
などの相談を受けることがあります。
介護の知識で生活動線を考え、宅建士として契約面や物件選びをサポートすることで、ワンストップの相談サービスが可能になります。
空き家活用 × 高齢者支援
地方や都市部でも空き家が増えています。
これを高齢者や障がい者向けの住まいにリノベーションして提供するビジネスも有望です。
• 宅建士 → 法的手続き・契約・売買仲介
• 介護スキル → 住まいの安全性や生活サポートの提案
この2つのスキルを合わせれば、単なる不動産業ではなく「安心して暮らせる家づくり」ができます。
福祉施設の物件コーディネーター
介護施設やデイサービスを開業したい事業者は、物件探しや契約に不安を持っています。
宅建士として施設向け物件を探し、介護現場を知っている視点から使いやすい間取り・設備を提案できれば強みになります。
在宅ワーク型の介護・不動産サポート
介護職を続けながら、休日や空いた時間に不動産の書類作成や契約補助を行う働き方も可能です。
特に今はオンライン契約が普及しているため、場所を選ばずに仕事ができます。
介護 × 不動産セミナー講師
• 高齢者向け住宅選び
• 介護施設開業のための物件選び
• 空き家活用法
こういったテーマでセミナーや相談会を開けば、地域に根ざしたビジネスとして信頼を築けます。
僕の考え
宅建士と介護スキルを組み合わせると、ただの不動産仲介ではなく「生活支援込みの不動産サービス」が提供できます。
これは、資格を持っているだけではできない価値です。
介護職の経験は「人を見る力」、宅建士は「契約や法律の知識」。
この2つを組み合わせた働き方は、これからもっと需要が増えていくと感じています。